「映像と表現」の講座。

企業向けセミナー

2017年5月7日 大阪

今日は写真家小川義文さんとプロデューサーの宮崎秀雄さんと一緒に早朝の新幹線で大阪出張。3人のコラボで某社選抜人材30名を対象に「映像と表現」講座を行いました。写真好きの生徒0人、自動車好きの生徒3人という超アゲインスト状態からのスタート。そこで写真論、ポルシェを中心としたディープな自動車論をやるのですからミスマッチとも言える設定です。先月の競争戦略論では積極発言をしていた生徒達も、最初は発言も少なく戸惑いを隠せませんでした。しかし、小川さんの息を呑むような(風景と一体化した)自動車写真と、体験を元にしたトークの切れ味に、生徒達がぐんぐん引き込まれて行きました。そして秘伝「小川流反逆光撮影術」を伝授されたころには、みんな撮影意欲満々。勇んで大阪の街へカメラを持って出かけていきました。お題は「光と影」、そして「ポートレート」です。

スーツ姿の人間が5~6人集まっては、お互いのポートレートを撮り合う姿は周りから浮きまくっていたようで、道行くご婦人方から「あんたら何してんの~」と何度か突っ込まれたとの報告。そう、ここは大阪なのでした。2時間の撮影タイムは瞬く間に終了。
セッション最後は一人一人の写真を見ながら、巨匠がコメントを付けていきます。平凡な写真続出で小川さんも言葉探しに苦労されるだろうと心配していたら、これが嬉しい誤算。伸び伸びと自分らしさを表現した作品が多く、小川さんから「お見事」と認定された作品も沢山あったので講評会も大いに盛り上がりました。一見固そうな大企業と小川さんの写真論の組み合わせ、確かな手応えを感じています。小川さん、宮崎さん、ご出講誠にありがとうございました。